令和5年度 上小阿仁小学校卒業証書授与式~仲間と紡いだ絆、大切な宝物~

令和6年3月15日(金)、令和5年度 上小阿仁村立上小阿仁小学校 卒業証書授与式を挙行いたしました。

卒業証書の授与では、壇上で呼名の返事をした後、一人一人が「小学校生活6年間で身に付けた力」と「中学校に入ってからがんばりたいこと」を大きな声で発表しました。

「様々な場面で自分の考えをもち、発表する力」「責任をもって行動する力」「苦手なことにも挑戦する力」「あいさつを習慣化する力」「大きな声でみんなを盛り上げる力」「みんなで協力する力」「自信をもって発表する力」など、自分の成長を自覚し、誇りをもって伝える姿はとても立派でした。

校長先生の式辞では、これまでの行事を振り返り、卒業生が葛藤しながらも大きく成長してきた軌跡をたどりました。

人の心を動かすには自分の心を燃やして本気になること、一人ではできないこともみんなで協力することで可能になること、心を言葉にのせ伝えることが本校の校訓「誠実」を体現することになること、仲間と心を通わせ1日1日全力で過ごすこと、そして最後に、「千里の道も一歩から」という言葉を贈って、式辞を締めくくりました。

校長式辞の後は、ご来賓のお二人からお言葉をいただきました。
副村長の惠比原様からは、大きく2点お話しいただきました。
①人から何かをしてもらうだけではなく、思いやりの心をもって人のために何かをしようとする人になってほしい。
②若いみなさんの可能性は無限大である。挑戦する気持ちを常にもち続けてほしい。
最後に、「村は努力する人を応援します!」という力強いお言葉をいただきました。

PTA会長の鵜野様からは、卒業生がこれまで高度で濃密なたくさんの挑戦をして、乗り越え成長してきたことを認めていただいた上で、「幼なじみと呼べる仲間がいて、共通の思い出をもつことができたことはいつか人生の支えになる」ということをメッセージとして伝えていただきました。

ご来賓のお言葉の後は「呼びかけ」です。
ここからは、実際の「呼びかけ」のメッセージを写真と共にご覧ください。

<卒業生>
喜びと希望に満ち溢れた朝が私たちに訪れました。小学校での6年間が終わり、新しい一歩を踏み出す今日、3月15日。私たち7名は上小阿仁小学校を卒業します。

<1・2年生>
6年生のお兄さん、お姉さん。休み時間になると、いつも一緒に遊んでくれました。とても楽しかったです。毎日の登校や縦割り班の活動では安全な歩き方や掃除の仕方を優しく教えてくれました。ぼくたちは6年生が大好きです。

<3年生>
みんなで力を合わせた体育祭。6年生がアイディアを出し合い、作ってくれた応援合戦。心を一つにすることのすばらしさを教えてくれました。協力し合うことの大切さを忘れずにこれからもがんばります。

<4年生>
委員会活動や集会活動では、積極的に意見を出して、話し合いを進めるなど、いつも先頭に立ち、私たちリードしてくれました。全校のことを考えて行動する姿は、ぼくたちのあこがれです。

<5年生>
数々の栄光の足跡を残してくださった6年生。いつもみんなのお手本となってくださいました。ぼくたちはみなさんから学んだことを生かし、この上小阿仁小学校の歴史と伝統を受け継ぎます。中学生になっても勉強に部活動に大いに活躍してください。

<卒業生>
私たちを支えてくれた在校生のみなさん、ありがとうございます。校門をくぐったあの日から6年、思い出のアルバムをめくると数々の思い出がよみがえってきます。~中略~ この6年間で築きあげた7人の絆、協力し合い、わかり合えるまでに育てた深い友情、私たちの「絆」は大切な宝物です。

そして、卒業生が合唱曲の「絆」を歌いました。
たった7人ですが、体育館中に響きわたる声で歌い上げました。卒業にかける想いが溢れた歌声でした。

呼びかけの最後は、全校児童による合唱「明日への旅立ち」です。


在校生の大きな歌声は本当に感動的で、お世話になった先輩への精一杯の感謝の気持ちが表れていました。
本日の卒業証書授与式では、人と人とのつながり「絆」が大きなキーワードであったと思います。
卒業生同士の「絆」、先輩・後輩の「絆」、保護者のみなさんとの「絆」、教職員との「絆」、地域のみなさまとの「絆」。
様々な人との絆をこれからも大切にして大きく羽ばたいてくれることを期待しています。

今後も彼らを見守ってください。よろしくお願いいたします。