KCP(Kamichu CM Project) 進行状況報告~全てを決めるテーマ決め、だからこそ真剣に話し合いました~

今年度、新たな挑戦として始まったKCP(Kamichu CM Project) 。本日(6月12日)は、今後の活動の柱となる「テーマ決め」を行いました。

CMを見る人に「上小阿仁村のどんなよさをどのように伝えるか」は非常に重要な要素になります。その点をきちんともつことができれば、自ずと撮影したいものや撮影場所、見せ方なども決まってくるでしょう。それゆえに、妥協せずにお互いに意見を交わす2時間となりました。

「グループの仲間と意見を交わし、目指す方向性を一つに固めていくこと」が本時のめあてだったと言えるでしょう。筆者は写真撮影のために各グループを回りましたが、どのグループでも真剣な話合いが行われていました。ある程度方向性が見えてきたグループもあれば、これから煮詰めていくグループもあります。一つだけ確かなことは、あせってなんとなく決めてしまうのではなく、とことんまで話し合い、グループ全員が納得した上で進めていくことが大切だということです。
われわれ教師は、彼らの可能性を信じて見守り、時には必要なサポートや助言をしていきたいと思います。

<活動の様子>それぞれのグループの写真から、生徒たちの真剣な話合いの様子が伝わると幸いです。
【1班】

【2班】

【3班】

【余談】
KCPの前日(火曜日)に、1年生の道徳の授業を見ました。(今週は授業を見合う週間です)
本来の計画では、本時は「多様性」について学ぶ時間でしたが、学級担任の配慮で順序を変えて「集団生活の充実」を取り扱っていました。授業の中で「リーダー」と「フォロワー」について考えさせる際、昨年度、小学校6年生として「リーダー」を担ったときの経験と、今年度中学校1年生として「フォロワー」である今の気持ちを想起させ、自分ごととして捉えさせていました。その結果、1年生は「こうありたい」という姿を自分の言葉で伝え合い、授業のはじまりには出なかった考えもみんなで共有することができました。
もちろんですが、KCP当日は、1年生だからと遠慮することなく、「自ら進んで」「納得いくまで話し合う」という姿勢を見せてくれました。
授業で学んだことを実生活に生かせるように、生徒や学校の実態に応じて扱う題材の順番を柔軟に変えて実施した先生の判断はすごいなと思いました。