大北校長会総会及び研究大会授業参観~校長先生方に本校のよさをたくさん褒めていただきました~

令和6年5月31日(金)、「大館北秋田校長会総会及び研究大会」の授業参観が本校を会場に実施されました。
当日は大館・北秋田地区の各小・中学校の校長先生方にご来校いただき、小学校1年生から中学校2年生までの授業を参観していただきました。(※中学校3年生は修学旅行のため不在)
ご参観いただいた校長先生方からは、本校の児童生徒の授業に取り組む姿勢や、先生方の指導についてたくさん価値付けていただきました。
それぞれの校長先生からいただいたお言葉を今後の糧として、職員一同さらに精進してまいりたいと思います。

当日の授業の様子を以下に紹介しますので、ぜひご覧ください。
※なお、写真と共に、参観された校長先生方の感想の一部を抜粋して掲載させていただきます。

<小学校1年1組>


・低学年の落ち着いた学習ぶり、元気のよい反応など、すばらしいと感じた。特に1年生は、2か月でここまで成長するものかと驚いた。
・思わず発言したくなる、表現したくなる声掛けと仕掛けがうまいなと感心した。
・1年生は伸ばす音を意識できるよう動作化を取り入れ、楽しく学習に向かっていた。手の動きを見て、理解度を見取りながら練習を増やしたりしていた。
・1年生の話の聴き方、身体活動を入れて表現させる手立て、机上の整理の仕方など、入学してからまだ2か月なのに、学習のルールがよく身に付いていて、担任の先生のこれまでの細かい手立てのおかげだと思った。

<小学校2年1組>

・自分で測ったものを実物投影機でみんなに紹介するのがとても分かりやすくてよいと思った。まとめを子どもたちにも考えさせて文を作っていたのもよかった。
・2年生の算数では、自分の考えをしっかりと話すことができていて説明が上手だなと感じた。
・2年生の「前に出ます」「どうぞ~」の明るく元気なやり取りが微笑ましかった。
・2年生の長さについての学習も実感を伴っていて、うまい展開であった。村全体で宝である子どもを育てようとする気概を感じた。

<小学校3年1組>


・3年1組の「カラフルねん土」の授業は、動画で見通しをもたせたのが効果的だった。楽しみながら、イメージを形にしていく子どもたちの様子が分かった。
・ICTの活用もよく行われていると感じた。先生が子どもたちによい表情で共感的に接している様子が見られよかった。
・中学校の先生が小学校にも乗り入れ授業していて、よい取組だと思った。

<小学校4年1組>


・4年1組の算数では、ICTと板書、それぞれの利点を効果的に生かしており、学び合いでは、子どもたちが比較しながら思考するための手立てとなっていた。
・4年生は算数のヒントをチームスに入れておいて取り出せるようにしていた。
・4年生は、学習課題設定のつぶやきが全員の元気な声で思わずそろってしまうほどの統一感であった。全員が互いの発言を大事にしながら話す様子に、日頃から担任の丁寧で心ある関わりを感じた。
・子どもたちが自分の考えをしっかりと述べ合い、それに対してまた別の子が意見を述べるという練り合いがよくできている。先生の表情がとてもよくて、つい引き込まれてしまう。まとめも、子どもたちみんなの言葉でするという習慣ができていた。

<小学校5年1組>


・5年生の国語は文法であった。中学校でも難儀するところなので丁寧に指導していただいてうれしい。
・落ち着いた環境で学習に集中して取り組んでいた。複式学級となっているが、学年別に学習できているところはうらやましいくらいであった。
・集中して学習に取り組んでいた姿が印象的だった。

<小学校6年1組>


・6年生の教育は掲示等から担任の思いが伝わってきた。すばらしい!!
・学習活動では少人数のよさが発揮できるような配慮が感じられ、子どもたち一人一人が仲間と安心して学んでいる姿が印象的であった。
・先生のやる気を引き出す声掛け、問いなどが適切で、学級経営のよさを感じた。

<中学校1年A組>


・中1の道徳では書いたことを読むのではなく、メモを基に話しながら構成して説明する力が、小・中の指導の連続性を感じた。
・1年生の道徳は温かい空気感の中で安心して話せていて、とてもよい雰囲気だった。
・中学生も小学生と同じように「同じです」「似ています」とハンドサインで発表していて小・中のつながりのよさを感じた。
・一生懸命自分の意見を述べようとする生徒の姿にとても好感がもてる。聴く側の姿勢がまたよい。人数は少なくとも、多様な意見が出ている。先生の話しかけ方がとても上手で、一人一人がすべての問い掛けによく考えている。

<中学校2年A組>


・2年生の英語の授業を中心に参観させてもらったが、ネイティブが二人いて、個々の生徒とコミュニケーションをとってくれているので、本物の英語にたくさん触れることができている。
・授業の全てが英語で進められ、ネイティブが二人もおり、ビンゴでホワイトボードを使う工夫や効果がよく出ている。
・中学生の英語力、スピーチ力の高さにびっくりした。ALTや教師と長時間に渡って会話が続き、表情もとても豊かであった。
・先生の問い掛けに対する反応も素早く、自然に英語で生徒が皆答えていたことで、日頃からこういう実践が授業で展開されているのだろうなと想像できた。

 

<学校全体に関するコメント>

・すばらしい環境の中で素直にのびのびと育っている子どもたちの姿に感動した。自分の間違いに気付いて、それを正そうとする素直さ、男女の別なく考えを交流する姿、自分の思いを自分の言葉で伝える一生懸命ながんばり…一つ一つに感想した。学校全体が、まさに「ひとすじに うつくしく たくましく」に向かっていた。
・先生方が明るくはりきって授業している。それに子どもたちも明るく元気に応えようとしている。よい雰囲気の中で、これまで授業を積み重ねてきたことを感じた。
・担任の先生との関係がとてもよく、楽しく授業に向かっている姿がたくさん見られた。温かい雰囲気である。話し方や聴き方がしっかりとしつけられていると感じた。
・小学生の楽しく、真剣に学んでいる様子や規律がよい授業、本当に感心した。中学生も集中して取り組んでいて日頃から学習のしつけがしっかりしていることを感じた。
・子どもたちが明るく落ち着いた表情で授業を受けていた。日頃の先生方との関係が良好であることがうかがえる。
・子ども同士、そして教師との人間関係が小・中どの学級でも良好で、笑顔のあふれる授業を見ることができた。学習活動は、どの授業も小規模校、少人数のよさが発揮できるような配慮が感じられ、子どもたち一人一人が仲間と安心して学んでいる姿が実に印象的であった。
・校内の環境が整っており、落ち着いた雰囲気で学校生活が送れるようになっているところに感心した。
・少人数を生かした学びが展開されており、その成果が子どもたちの表情に見て取れた。一人一人を大切にした経営は、全校に行き届き、特に掲示物が充実していた。
・すばらしい授業の数々であり、上小阿仁小中学校の子どもたちのよさと丁寧に関わる教師集団の力を感じた。
・自分の考えを粘り強く伝えようとする発言、学習への意欲がすばらしく、自校でも紹介したいと思った。どの学年もタブレットを自然な形で使いこなし、話合いと見事に融合していた。
・小学生も中学生も、とても真剣に学びに向かっていた。発表等も積極的であった。複式学級もあるようだが、別々に学習できる体制がうらやましい。
・自分を取り巻く周囲への信頼感が、子どもたちの学びを支えているということを改めて学んだ。生徒同士、生徒と教師、ALT・NETと生徒、生活サポーターの方、日頃からの共感的人間関係の構築により心理的安全性のある集団づくりがされていることが、授業中の生徒たちの表情や意欲的な姿勢に表れていた。
・整えられた環境、しっかりと背筋の伸びた子どもたち、とてもよい教育環境の中で教育が行われている。
・落ち着いた環境で学習に集中して取り組んでいた。複式学級となっているが、学年別に学習できているところはうらやましいくらいであった。
・低学年の元気のよさ、高学年の落ち着いた学び合い、全校を通して姿勢がよく意欲的であった。少人数のよさを生かしていて、一人一人が発言の機会が多かったため、「お客さん(だまって座っている人)」がいなかった。
・あたたかい木の環境につつまれた教室で、学習に取り組む子どもたちの姿が生き生きとしていた。
・どの学年も学びに向かう姿勢がしっかりとでき、充実した1時間の授業を見ることができ。楽しく授業をしている低学年、真剣に取り組む高学年や中学生と、子どもたちの姿も素晴らしかった。
・どの学年もしっかりと学習規律が身に付いていて、とても落ち着いて学習に向かっていた。本時のめあてや課題をどんな手立てで考えていくか、見通しをしっかりともたせて自力解決させた後、学び合いが設定されており、小・中のつながりがしっかり行われているのがよく分かる授業ばかりであった。
・友だちの発表に対する反応がよく、小学校は元気に、中学校はしみじみうなずくなど、温かった。
・どのクラスも子どもたちが、先生の方をしっかり見て話を聞き、集中して学習していた。一言一言に「ハイ」と返事をし、反応する姿も、先生と子どもとの信頼関係がしっかりできていると感じた。
・子どもたちの笑顔と挙手発表時のピンと伸びた手などから、日々の学級経営と教科指導の絶妙なマッチングを感じた。
・小・中問わず、どの学年も少人数のよさを生かした授業であった。児童生徒一人一人への丁寧な対応、見取り、授業での生かし方など、先生方もそのよさを最大限に生かそうとする姿勢も見られた。
・先生方も子ども同士も互いを尊重していると感じた。子どもの発言を先生が繰り返すことはせず、子どもの発言が大事にされ、それが1回でしっかり聞く力の育成にもつながっている。