総合オリエンテーション ~新たな挑戦への第一歩:The Beginning of KCP( Kamichu CM Project)~

令和6年5月21日(火)に今年度の「総合的な学習の時間」に関するオリエンテーションを行いました。
まずは総合的な学習を行う「めあて」や「身に付けたい力」「今後のスケジュール」等の確認です。
本校は、「1.村を知る」「2.村を見る」「3.職業を考える」の3観点から、「郷土芸能学習」や「宿泊体験学習」「本物体験」など、様々な体験活動を実施しております。

生徒たちは教師の説明を真剣に聞いていました。

ここまでの説明は、例年の「総合的な学習の時間」と同様です。

しかし、ここからは例年とまったく違うオリエンテーションでした。
今年度は生徒総会において執行部から提案があったとおり、全校で新たな取組(あきたふるさとCM大賞)に挑戦することになります。その説明が今年度新たに加えられたのです。

まずは、生徒会執行部が考えた本取組の名称が発表されました。
その名は、ズバリ・・・「KCP(Kamichu CM Project)」です!

さすがは執行部の皆さん、シンプルかつ覚えやすいネーミングです。今後は「KCP」の愛称で親しまれ、新たな上小阿仁中学校の伝統になっていくことと思います。

愛称が発表された後、本活動の説明に入りました。
「実際の活動内容」や「本活動を行う目的」、その他の詳細についても確認しました。
特に、「参加すること」=「必ずCMがテレビで放送されること」を聞いたときには、緊張の表情が見られました。自分たちの取組の成果が、大きく取り上げられる。そのことに萎縮することなく、想像力を大いに発揮して素晴らしい作品を作り上げてくれることを期待したいと思います。

説明の後は、実際にグループに分かれてアイデアの出し合いです。
グループのメンバーはこの場で初めて明かされましたが、どの班もすぐに打ち解け、3年生のリードの下、積極的な意見の交流が見られました。

「変革」には大きな労力が必要とされます。
そのため、人は「変革」を避け、様々なことについて、これまでのものを踏襲し、無難に終えるという易きに流れがちな傾向があります。

しかし、先が見えない新たな取組への挑戦、その困難さに自ら立ち向かい、新たな伝統を創りあげようとする上中生。
その姿に感銘を受けるとともに、ふと、あの有名な詩の一節が思い浮かびました。

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る

(高村光太郎『道程』より抜粋・引用)

今年度、上中生が創り上げる「KCP」への道筋が、未来の後輩の道になります。
保護者の皆様、地域の皆様、今後も本取組に興味・関心をもっていただき、温かく見守っていただければと思います。

今後も新たな動きがあれば発信させていただきます。
よろしくお願いいたします。