高校生助手派遣プログラム ~高校生の先輩が上小阿仁小中学校へやってきました!~
令和7年2月3日(月)~2月14日(金)までの2週間、二人の高校生が「高校生助手派遣プログラム」を活用して上小阿仁小中学校を訪れ、児童生徒と触れ合いました。二人は本校の卒業生で、母校に恩返しをしたいという思いから、このプログラムへの参加を決意してくれました。
「高校生助手派遣プログラム」は、大学や企業への進学・就職が内定した高校生が出身小学校で助手として活動し、地域に貢献することを目的としています。今回参加した高校生は、学級での補助活動をはじめ、児童生徒と積極的に関わりながら、勤労観や社会性を高める貴重な経験を積みました。
初日の2月3日には、小学校で歓迎集会が行われ、代表児童が歓迎の言葉を述べ、全校児童が温かく迎えました。 期間中、二人の高校生は配属された学級で、朝の会、授業、給食など、さまざまな場面で補助活動を行いました。まるで教育実習生のように、積極的に児童にかかわりながら、学習支援や生活指導に力を尽くしてくれました。特に、自学ノートのチェックや丸付け、励ましの言葉の記入など、子どもたち一人ひとりに寄り添った温かい関わりが印象的でした。
中学校では英語の授業にも参加し、T2、T3として活動しました。高校生ならではの豊富な知識と美しい発音で音読の手本を示し、中学生からも憧れの存在となりました。
休み時間には子どもたちと積極的に交流を図り、自然と良好な関係を築いていきました。イラストが得意な高校生が、児童のリクエストに応えてキャラクターを描く場面もあり、その出来栄えに、お願いした子どもは大喜びでした。
2週間の活動の締めくくりとなったお別れの会では、別れを惜しんで涙を流す児童の姿も見られました。とても短い期間ではありましたが、素晴らしい関係を築くことができたことが見て取れました。
お別れの時は、PTA当日の授業参観直前でした。
本来であれば授業に備えて教室で集中して待っているのですが、このときばかりはと児童全員が玄関に集まってきました。子どもたちは「虹作ろう!」と互いに声に出し、自発的にアーチを作って高校生を送り出しました。
時間のない中ではありましたが、二人の姿が見えなくなる最後の瞬間まで、「ありがとうございます」「さようなら」という感謝と名残惜しさの声が響いていました。
この2週間を通じて、二人の高校生は母校に温かな思いを届け、児童生徒たちにかけがえのない時間と忘れられない思い出をプレゼントしてくれました。心から感謝するとともに、今後のさらなる活躍を願っています。
また、来てくださいね。子どもたちと私たち教員はいつでも二人の訪問を待っています!