2学期終業式~緑は吹雪を越えてくる、自分を磨く冬休みにしよう!~
令和6年12月25日(水)、2学期の終業式を行いました。
最初は校歌斉唱です。
3番までしっかりと歌い上げることができました。写真で見ると口がしっかりと開いているのが分かります。とてもすばらしいですね。
次に校長先生のお話です。
こちらも恒例になりつつありますが、たくさんの写真と共に2学期を振り返ります。(なんと今回は300枚オーバー!?)長かった2学期、そしてたくさんの大きな行事があったのも、この2学期です。
写真を見るたびに、そのときの思い出がよみがえってきます。
子どもたちも真剣に見入っています。
66名が輝いた日々、66名が確かに刻んだ足跡、
「がんばりは見える!」
校長先生はそう伝えた後、4月の最初の始業式で、校歌になぞらえて伝えたことを繰り返しました。
『ひとすじに』
→学ぶことに真摯に取り組んでほしい。まずは一人でしっかりと考え、周囲の友だちと考えを交流することで学びを広げてほしい。今の学びが将来につながる。
『うつくしく』
→心をみがいてほしい。周囲の人を大切にすることは、自分を大切にすることと同じである。人は人の中で心がみがかれていく。
そして、これらのこと(『ひとすじに(真摯に学ぶこと)』『うつくしく(心の成長)』)に関して、特にがんばった児童2名を紹介しました。
最初は『ひとすじに(真摯に学ぶこと)』です。
毎日地道に勉強をがんばった当該児童を褒めた上で、「毎日コツコツがんばっている人にはかなわない。勉強できる人になってほしい。『勉強ができる』ということは点数がよいとか悪いとか、そういうことではなく、昨日もがんばった自分、今日もがんばった自分、そういう自分を積み重ねていくこと。そんな人になってほしい。自分の心のスイッチを押すのは自分だ!」と力強く伝えました。
次は『うつくしく(心の成長)』です。
校長先生は、次の児童をみんなの前に来るように促し、「人は一人で生きているわけではない。たくさんの人の中で生きているのだから、自分ががまんしなければならないときもある。周りの人を大事にすることは、自分を大事にすることにつながる。彼女は自分の中の『フンガくん(イライラする気持ち)』を小さくするようコントロールできるようになり、友だちのことを1番に考えられるようになった。」とその成長を認め、紹介しました。
最後に、こちらも以前から伝えてある「高く飛ぶためには思いっきりしゃがむ【飛躍するためには、負荷をかける必要がある】」という話を思い出させ、防犯弁論大会に本校代表として出場した生徒を紹介しました。心も体も『たくましく』成長した生徒です。
ここでは、インタビューの様子の一部を紹介します。
校長:2学期大変だったことは何ですか?
A :校長先生と一緒に、1か月半という長い間、弁論大会に向けて練習を重ねたことです。
校長:その大変さをどうやって乗り越えましたか?
A :自分を応援してくれる人たちがいる、自分は一人ではないということを感じました。みんなの応援がパワーになって、前に進むことができました。
校長:当日はたくさんの人が見ている前での発表となりましたが、緊張しませんでしたか?
A :やはり緊張はしましたが、本番まで何度も練習したという思いがあったため、自信をもって臨むことができました。
校長:すばらしいですね。もう卒業させたいくらいです(笑)
このやり取りは、事前に打合せをしたわけではなく、その場で思いを口にしたものです。
筆者も、当該生徒の表現力の高さに感銘を受けた次第です。
最後に校長先生は、「何かを成し遂げるためには、努力を重ねる、耐える、苦労することが大切である。」ということを伝えた上で、冬休みに向けて、「冬こそ自分を高めるよい機会である。早寝早起きや健康であることを心掛けよう。事故や病気、ケガの予防に努め、誘惑(ゲームなど)に負けないようにしよう。19日間の休みはあっという間に終わるため、1日1日を大切にしよう。2025年の目標(なりたい自分、達成したいこと)を具体的に立てよう。」という言葉でつなげ、「緑は吹雪を越えてくる」「冬来たりなば春遠からじ」で結び、お話を終えました。
ここで一つ、サプライズがありました。
校長先生のお話の後に、小学校2年生と中学校1年生から児童生徒、先生方にお手紙のプレゼントです。
受け取った側は驚きつつも、お手紙を見て自然と笑顔になっていました。
終業式の最後は、代表児童生徒による2学期の反省と今後の目標です。
しっかりと2学期の自分を振り返るとともに、今後取り組みたい具体的な目標が述べられていました。
原稿を見ることなく、堂々と発表することができました。
いよいよ、19日間の冬休みに入ります。
校長先生のお話の繰り返しになりますが、1日1日を大切にし、飛躍に向けて力を蓄える冬にしてほしいと思います。
温かく穏やかな春が来ることを信じて、この冬を乗り越えましょう!
【感謝】
2学期中の3か月間、理科の授業を担当していただいた畠山雄晃先生が12月25日をもってご退任されました。
ささやかではありますが、お別れの会を設けさせていただきました。畠山先生、本当にありがとうございました。今後とも上小阿仁中学生のことを見守っていただけると幸いです。