中学校本物体験実施~今年はスケート体験とAIU(国際教養大学)のキャンパスツアーでした

令和6年11月8日(金)に、毎年実施している中学校本物体験(全校校外学習)を実施しました。
今年度は、秋田市の県立スケート場でのスケート体験と、AIU(国際教養大学)でのキャンパスツアーでした。

<スケート体験>
午前のスケート体験では、3名の県スケート連盟の皆様に講師としてご指導いただきました。 最初に、スケート靴を履いた状態で氷上のバランス感覚等を確認していただき、それぞれの実態に応じたグループ編成をしていただきました。実際の指導は、スモールステップで無理のないように進めていただき、足をハの字にしてペンギンのように歩くことからスタートして、徐々に一つの脚に体重をかけて滑るという技能を磨いていきました。

1時間が経過する頃にはスムーズに滑る生徒も増え、中学生の成長の早さを感じた次第です。

【生徒の感想】
・初めてのスケートを体験して、はじめはバランスをとることが難しかったですが、滑っていくうちにうまく滑ることができるようになりました。また、ブレーキの仕方やスケーティングなど、スキーと似たような動作があり、スキーの経験を生かして楽しむことができました。初めてのスケートで難しいこともありましたが、友だちに教えてもらったり、練習したりしていくうちに滑れるようになったのでうれしかったです。良い思い出になりました。

・スケート体験をして、最初は全然滑ることができなかったけど、スケート連盟の皆さんが優しく教えてくださったおかげで、最初の頃より滑ることができるようになりました。人生で初めてスケートを滑って、スケートの楽しさを知ることができました。楽しかったので、また行きたいと思いました。

・スケート体験をして、滑るのはとても難しかったけれど、全員で滑ることができてとても楽しかったし、よい思い出を作ることができました。スケートをするのは久しぶりで、最初は大変でしたが、周りの人と声をかけ合いながらどんどん上達することができました。家族でスケートに行くのとは違って、全校のみんなで滑ることができたのが特別な思い出です。

・私は2回目のスケートでしたが、久しぶりに滑ってみて、最初はペンギン歩きで細かく歩く練習をしたり、逆ハの字で後ろに滑ってみたりなど、いろいろな滑り方を知ることができました。講師の方々がとても温かく、私たちに分かりやすいように教えてくださったおかげで、滑り方や止まり方のコツなどたくさん学び、楽しむことができました。また行ける機会があったら行きたいです。

・スケート体験を通して、新しいことにチャレンジすることの大切さを学ぶことができました。はじめにスケート用の衣服や靴を着用し、壁に沿って少しずつ歩きました。私はその時、「失敗したらどうしよう」「本当に上手にできるのだろうか」など、不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、講師の皆さんの優しい指導のおかげで、だんだん上達していき、スケートリンクを一人で回れるほどになりました。また、行きたいです。

<国際教養大学>
午後は、国際教養大学のキャンパスツアーでした。

大学教員の半数以上が外国の方であること、授業は全て英語で行われること、海外に多くの提携大学をもっており、学生に1年間の留学を課していること、学生の4人に1人が海外からの留学生であることなど、非常に特色のある大学を見学することができ、生徒たちは大いに刺激を受けたようです。
私たちの案内と学校説明は、学生ボランティアの方が行ってくれました。お昼の到着時から付き添い、案内していただき、配膳の手伝い、学校説明、キャンパスの案内まで全て行ってくれました。筆者自身、そのプレゼン能力とコミュニケーション能力の高さに感銘を受けた次第です。常に笑顔を絶やさず、生徒に寄り添って対応していただいたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました!

【生徒の感想】
・初めてAIUに行き、新しい発見がたくさんあって驚きました。特に印象に残っているのはLDIC(言語異文化学修センター)と図書館です。英語の本だけではなく多言語の本がたくさんあったり、日本語の本の割合のほうが少なかったりして、驚きの連続でした。英語や外国語にさらに興味をもつことができました。

・国際教養大学を見学して、有名な図書館が写真で見るより迫力があったこと、50%の割合で外国人の先生がいることに驚きました。また、1年間の共同生活では、学生同士で一緒に料理を作ったり、イベントを企画したりしていて、とても楽しそうだと思いました。他の大学と違う「GB」「GS]「GS」といったリベラルアーツがあったり、留学先として51か国、203の大学があったりと、とても魅力的だと感じました。国際教養大学にとても興味をもちました。

・AIUのキャンパスツアーを通して驚いたことは、全館の表示が英語ということです。様々な国から来た人もたくさんいて、グローバルな大学であるということを感じることができました。また、想像を大きく上回るほど、多くの大学と提携していて、日本の中でも屈指の大きさを誇る大学だと思いました。一つの進路選択になりました。

・初めてAIUに行き、たくさんのことを学びました。キャンパス内にLDICがあることや1年間の留学があることなどは特に印象的でした。私は英語が好きなので、とても興味をもち、楽しい時間を過ごすことができました。

普段見ることのできないもの、体験できないものに触れる機会が、この本物体験です。
このような体験活動ができるのも、上小阿仁村が教育を大切な柱と考え、子どもたちの未来に投資してくれているためです。このようなことは当たり前ではなく、本当にありがたいことなのだということを、私たち教職員も子どもたちも理解し、村に貢献できるようにしていきたいと思います。