生徒会新体制スタート~今後の上小阿仁中学校を担う1、2年に伝統のバトンが受け継がれました~

11月1日(金)に生徒会役員選挙を行い、投票の結果、新会長と副会長が決定し、本日(7日)の任命式では、生徒会の新役員と各専門委員会の委員長が新たに任命されました。

これまで、あらゆる場面で全校をリードしてくれた3年生には心から感謝したいと思います。今後は1・2年生が上小阿仁中学校の新たな歴史を紡いでいくことになります。先輩たちが築いてきてくれた伝統を大切にしながらも、新たなことに挑戦し、進化し続ける学校にしてほしいと思います。

以下は、本日の任命式の様子です。
旧生徒会執行部のメンバー(現3年生)が、これまで支えてくれた全校生徒に感謝の気持ちを伝え深々と頭を下げました。それに対して全校生徒も、大変な中これまで引っ張ってきてくれた執行部のメンバーに最大限の拍手で応えていました。

続いて、新生徒会長と副会長、各専門委員長の任命です。
受け継いだ責任の重さが、その真剣な表情に表れていました。

旧役員(委員長)から新役員(委員長)へファイルの引き継ぎが行われました。
3年生の後輩を思いやる言葉掛けと優しい笑顔がとても印象的な場面でした。

続いて、新生徒会長副会長の所信表明です。
新会長は「皆さんと共に経験を積んでいきたい、そして、スローガンである『積極果敢』にふさわしい学校になるように努力していきたい」と述べました。
新副会長は「『決してあきらめない』ことをスローガンとして掲げているので、全校生徒とたくさんコミュニケーションを取りながらがんばっていきたい、一つ一つのことを責任をもって取り組んでいきたい」と伝えました。

次は、校長先生のお話です。
【概略】
・2年生で事情があって学校に遅れて登校してきた生徒がいた。その生徒は、他の生徒が全校体育で教室を空けている間に、一人で全員分の給食を準備してくれていた。体育を終えて教室に入ってきた他の生徒たちは、一人で準備してくれたその生徒に対して感謝の言葉を伝えた。学級に貢献しようとした生徒と、その行為に応じて感謝の言葉を次々と述べる級友たち、温かく素晴らしい時間であった。
・先ほど(任命の途中で)、3年生の大きな返事に体が吹き飛ばされるほどのパワーを感じた。これから学校を背負って立つ1・2年生を支えようという決意の表れだと思った。別の3年生が体育祭のときに「どうすれば大きな声を出せるようになるだろうか」と悩んで相談してくれたが、そのときから6か月経った。当該生徒はみちがえるほど大きな声が出せるようになった。常に意識して、努力してきたのだと思う。
・「見える化」という言葉をよく聞くが、「聞こえる化」を意識してほしい。先ほど挙げた生徒たちの例は、まさに「見える化」「聞こえる化」を体現している姿である。また、弁論大会に参加した別の生徒は、カレンダーにシールを貼って努力の跡を「見える化」した。確かな足跡を刻んできた当該生徒は、大きな自信を手に入れたことと思う。
・人生には「ここぞという時」がある。1年間365日、毎日がんばれとは言わない。しかし、人生には「節目」がある。2年生は、まさに今が「節目」であると思う。「節目」にがんばれないといけない。
・3年生は代替わりした今、受検に向けてがんばっていくことになる。だまっていても高校生になれる訳ではない。ここが勉強のがんばりどころである。
・1年生は、どのように2年生を支えていくかを考えていかなくてはならない。中学校生活に慣れてきた今、部活と勉強の両立を目指すことも必要である。足跡を刻みながら、一歩一歩踏みしめて前に進んでほしい。
・いろいろな行動を「見える化」しつつ、それに応える「聞こえる化」を意識してほしい。それらを意識し、足跡を刻みながら前に進む上中生であってほしいと願う。

生徒の心に届けたい、誰よりも大きく、力強い声で伝えた内容でありました。

最後は、新旧生徒会長によるバトンパスの儀式でした。
「君なら絶対やれる、信じている」、そう言ってバトンを渡した前会長。
笑顔で受け取った新会長は、きっとその思いに応えてくれることでしょう。

新体制でスタートをきった上小阿仁中学校。
今後の飛躍を見守っていただけると幸いです。

【今日のベストショット】
恒例の生徒会コーナーです。
筆者はいつもこちらのコメントを引用させてもらっています。
自分たちの学校に対する想いや仲間への信頼、思いやりの心にあふれた言葉が常にそこにありました。

新生徒会執行部の皆さんには、先輩たちの熱い想いを引き継いでいってほしいと思います。

3年生の皆さん、これまで上小阿仁中学校を支えてくれてありがとう!
とても頼りになる大黒柱でした。今後も卒業するその日まで、後輩たちを導いてください。