仲間との絆が深まった学校祭「永友(えいゆう)」~共に過ごしたこの瞬間を永遠に~
令和6年10月5日(土)に、上小阿仁小中学校 学校祭を開催いたしました。
コロナ禍にあったこともあり、ここ数年は入場者を制限しておりましたが、今年度は久しぶりに一般開放することができ、たくさんの地域の皆様にご来校いただきました。お帰りの際に「本当に楽しかった」「子どもたちに元気をもらった」「ふるさと上小阿仁を大切に思うプレゼンに感動した」など、うれしいお言葉をたくさん頂戴しました。
地域の活力の核になることを目指している本校にとって、これ以上ない賛辞をいただき、職員一同大変うれしく思っております。
さて、このHPでは、いつも通り写真と共に学校祭を振り返っていきたいと思います。ご来場いただいた皆さんは改めて「こんなことがあったなあ」と思い出していただき、都合がつかずご覧になれなかった皆さんには、当日の雰囲気を少しでも感じ取っていただけると幸いです。
【第1部:主に小学校】
<No.1 児童代表あいさつ>
元気な小学校1年生が「あっ」と驚く、演出でかわいらしく開会を宣言してくれました。
整列した子どもたちが、会場の皆さんにメッセージを送り、お辞儀をすると・・・
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ランドセルから「どうぞ ごらんください」の文字が飛び出します。
小学生の「あるある」を見事にエンターテイメントにしました!
<No.2 郷土芸能>
小学校3~6年生、中学校全員が、地域の保存会の皆様のご協力の下、7月から練習を重ねてきた成果を披露しました。優雅でしなやかな奴(やっこ)と獅子舞の「大林獅子踊り」、元気で力強い駒踏みの「小沢田駒踊り」、どちらも堂々とパフォーマンスすることができ、会場の皆様から大きな拍手をいただくことができました。
改めまして、これまでご指導いただいた小沢田駒踊り保存会の皆様、大林獅子踊り保存会の皆様には感謝申し上げます。このような活動を続けることができるのも保存会の皆様のご協力のおかげです。来年度も何卒よろしくお願いいたします。
<No.3 校長あいさつ>
「ふるさとの 山に向かいて 言うことなし」
石川啄木の句を紹介した後、小学1年生から中学3年生までのこれまでのがんばりを価値付けながら、学校祭の見所を伝えてくださいました。そして最後に一言、
「どうか、子どもたちの輝きを受け取ってください!」
<No.4 小学校1年劇「おむすびころりん」>
かわいらしい衣装で登場した1年生、大きな声でセリフを発し、元気いっぱいの姿を見せてくれました。
ダンスやかわいらしい動作が随所にあふれ、観客の皆さんを笑顔にしてくれました。
<No.5 小学校2・3年劇「スイミー」>
「スイミー」と言えば劇の定番でありますが、この度の「スイミー」はひと味違います。
随所にダンスや歌、懐かしのお笑いを取り入れながら、観客の目を釘付けにしていました。
<No.6 小学校4・5年劇「伝えよう、ふるさとの魅力!」>
宿泊体験学習を通して感じた海のめぐみや改めて感じた上小阿仁村のよさをオリジナルの劇で表現しました。
さすがの団結力で、普段からの仲の良さが伝わってくる発表になっていました。
また、最後に4・5年生全員で歌った歌からは、ふるさと秋田(上小阿仁)への想いが伝わってきました。
「僕たちはふるさとに生まれ、ふるさとと共に生きていく!
ありがとう、僕たちのふるさと!そして、これからもよろしく!」
<No.7 小学校6年劇「6年1組 ヤバイよ ヤバイよ 物語」>
この劇の完成に至る経緯を聞いてびっくり、クラス全員から出た「学校祭でやりたいこと」を全て盛り込み、一つのストーリーに仕立て上げたとのことでした。お互いを尊重し、認め合った上で、「不可能」を「可能」にした実行力に感銘を覚えます。当日はクラス全員が一致団結し、すばらしい演技を披露してくれました。
<No.8 小学校全校合唱「あしたこそ」&「MUSIC」>
全校児童45名が、気持ちを一つにすばらしいハーモニーを響かせてくれました。
おなじみとなった「MUSIC」は、躍動感あふれる振り付けと笑顔が最高のエッセンスとなり、心に残る合唱となりました。
<No.9 児童代表あいさつ>
「『上小阿仁笑楽幸(しょうがっこう) 夢に向かってレッツゴー この1年を完遂!!』というテーマの下、この学校祭をみんなが楽しく発表し、思い出に残るものにしようとこれまで練習に取り組んできました。」
という言葉から始まった代表あいさつ、それぞれの学年の出し物を振り返った上で、よかった点やがんばりを認めつつ、最後は保護者や地域の皆さんに向かって「僕たち小学生は、これからもがんばっていくので応援よろしくお願いします!」と締めくくりました。
【第2部:主に中学校】
<No.10 吹奏楽部演奏>
今回はなんと!スペシャルゲストとして、阿仁学園吹奏楽部の皆さんが応援に駆けつけてくれました。
これまでも合同バンドとして一緒に練習を積み重ねてきただけあって、連携はバッチリ!会場にいたお客さんも大いに盛り上がりました。
(披露した楽曲)
・学園天国 ・TEQUILA ・COSMOS ・日本を勇気づける名曲メドレー ・名探偵コナンのメインテーマ
<No.11 英語暗唱弁論大会>
本校はNETのオーエン先生とALTのヒュー先生が在籍しており、常にネイティヴの先生二人から英語指導を受けられる、とても恵まれた環境にあります。そして生徒たちは、この環境に甘えずに日々精進しています。
今年は大北地区の英語暗唱弁論大会に6名の生徒が参加しました。学校祭当日は、参加生徒を代表して3年生の3人が発表してくれました。弁論部門「最優秀賞」の生徒をはじめとして、3人ともすばらしいスピーチを披露してくれました。
<No.12 KCPコンペティション>
今年度、初となる試みであるKCP(Kamichu CM Project)。
上小阿仁村の魅力を発信しようと生徒自身が企画から撮影、動画編集、プレゼン準備の全てを行ってきました。
この場では語れない多くの困難・葛藤を乗り越え、この大きな舞台での発表にたどりつくことができました。
誰もやったことのないことをするのは大きな苦労を伴います。それでも、初年度に、これだけの完成度まで高めて披露してくれたことを本校職員として、本当に誇りに思います。1年生から3年生まで、このメンバーだからこそできた奇跡ではないでしょうか。
それでは、これまで積み上げてきた全てを出し切った当日の様子をご覧ください。
(1班)
(2班)
(3班)
今回の発表は、村代表としてCMフェスティバルに出品する作品を決めるコンペティションでもありました。たくさんの皆さんに投票していただき、代表作品が決定しましたのでご紹介いたします。
代表作は・・・
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2班の「自然あふれる風水木雨虹(かみこあに)」です!!
2班の皆さんには、11月下旬に秋田朝日放送さんが主催する「あきたふるさと手作りCM大賞」に参加してもらいます。実際にCMが放送されるのは、来年の1月頃になるそうです。
今回の開票の結果は本当に僅差でした。それぞれの班が工夫を凝らして上小阿仁村のよさをアピールしたCMは観客の皆さんの心を大きく動かしたことは事実です。実際、どの作品もすばらしく、決めかねた人が「無効票」になることが分かっていながら、三つ全てに○を付けて投票したという事例も複数ありました。
繰り返しになりますが、今年度の生徒会テーマは「飛翔 ~限界の向こう側へ~」です。
誰も踏み入れたことのない道を切り拓いてくれた中学生の皆さん、大変だったとは思いますが、この経験で大きく成長してくれたと思います。いつか、大人になったとき、何か大きな壁にぶつかったときに、今回の経験を思い出してください。これだけのことをやり遂げた皆さんであれば、きっとどんな困難でも乗り越えられるはずです。
これまでの努力と苦労に、心から拍手を送りたいと思います。
お疲れ様でした!
<No.13 中学校全校合唱「明日へ」&「心の瞳」>
例年は1曲の披露でしたが、今年度は2曲お届けすることができました。
こちらも3年生の強い想いがあり実現したことです。人数の少ない上小阿仁中学校、生徒一人一人の仕事(やるべきこと)が多く大変な状況にあったのですが、それでも観客の皆さんに感動を届けるために一生懸命練習してきました。
手前味噌ですが、当日はこれまでで一番の歌声を届けることができたと思っております。
<No.14 生徒会長あいさつ>
「今年度の学校祭は小学校45名、中学校21名、計66名で創り上げました。人数は少ないですが、少ないからこそ一人一人が様々な場面で活躍し、学年の壁を超えて協力し合えるという上小・中のよさを生かしてがんばってきました」という言葉から始まったあいさつ、KCPで直面した困難さを語りつつ、地域の皆様のご協力のおかげで、それらを乗り越えることができたと感謝の気持ちを伝えました。
「CM活動だけでなく、日々の学習や郷土芸能など、様々な場面で地域の皆様に支えられ、学校生活を送ることができています。その感謝の気持ちを忘れずに、これからも私たちができることを一生懸命がんばっていきます!これからも私たちの学校生活を温かくサポートしていただけると幸いです。」
感謝の気持ちが前面に押し出されたあいさつを聞いたとき、私はふと、上小阿仁小中学校 校訓「誠実」を思い浮かべました。まさに「誠実」を体現してくれていると感じた次第です。すばらしいあいさつでした!
以上で、学校祭の様子の報告を終わります。
終わりになりますが、このような児童生徒のがんばりをこれからも発信し続けていきたいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、今後も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。