2学期始業式~それぞれの学年が力を付け、チーム上小阿仁としての充実を目指そう!~

令和6年8月26日(月)、上小阿仁小中学校2学期始業式を行いました。
久しぶりに全校児童生徒が一堂に会しましたが、多くの児童生徒が日に焼け身長も伸びたためか、以前よりもたくましく見えました。子どもの成長はとても早く、わずか1か月でもこんなにも違うものかと感じたところです。

<校歌斉唱>
久しぶりの校歌斉唱でしたが、元気いっぱいの歌声を響かせることができました。
小学校低学年のパワフルな歌声は健在で、今日も全校を活気付けてくれました!

校長先生のお話です。
最初の話題は、夏休み中に起きた大雨による影響についてでした。

残念ながら上小阿仁村は昨年度に続き、大雨の被害を受けました。
校長先生は、停電や断水、田畑の被害、床上(床下)浸水など、実際にあった被害を例に出しながら、家族の一員として手伝いをすることの大切さや今後予想される台風などの天災に備えることの必要性について説かれました。
また、災害について話す際に、「当たり前の毎日がどれほどありがたいか」ということについて触れられ、「今日という日は二度とやってこない大切な1日である。だからこそ、『ちゃんとがんばること』『丁寧に生きること』を意識して、目の前のことに全力を出し切っていこう」と伝えられました。


【真剣な表情で話を聴く児童生徒】

その後、校長先生は小学校1年生から中学校3年生まで、それぞれの学年に「2学期がんばってほしいこと」を具体的に示し、確認していきました。

<小学1年生>
・10人でなかよく
・楽しく学ぶ

<小学2年生>
・やさしい言葉で
・勉強で力をつける

<小学3年生>
・集中力を身につける
・たくさんの体験を力に

<小学4年生>
・話をしっかり聞く
・高学年に向けての力を

<小学5年生>
・コツコツ努力を重ねる
・最上級生に向かう覚悟

<小学6年生>
・気持ちを前面に表出
・小学校の総まとめ

<中学1年生>
・学習に力を入れる
・良さを意識し伸ばす

<中学2年生>
・自分を見つめ直す
・学校の屋台骨として

<中学3年生>
・基礎から徹底的に
・心を通わせ絆を

日頃から全校児童生徒と積極的に関わっている校長先生だからこそ、各学年に示した「がんばってほしいこと」は、それぞれの実態を反映した実効性のあるものになっており、具体的な手立てをキーワードで簡潔に伝えていただきました。また、発達段階に応じて、伝える言葉を吟味していたこともさすがであると感じました。

そして最後に、「それぞれの学年で力を付けて、チーム上小阿仁としての充実を目指しましょう!2学期も楽しくがんばりましょう!」と伝え、お話を閉じられました。子どもたちにとっても、自分たちが進むべき明確な道を示してもらい、有意義な時間になったと思います。

2学期は1年で一番長い学期です。学校祭をはじめとして、たくさんの大きな行事が控えています。忙しくなり大変になることは予想されますが、「大変」だからこそ、大きく変わる(成長できる)と信じています。それぞれの学年で校長先生が話してくださったことを意識し、実践していくことで力を付け、その積み重ねにより上小阿仁小中学校全体が大きく飛躍するはずです。

私たち教職員も力を尽くしていく所存ですので、保護者の皆様、地域の皆様もご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。