スイス教育訪問団来校~全学年と交流、得がたい体験をすることができました!~
令和6年7月4日(木)、スイスの先生方が本校を訪れ、児童生徒と交流したり英語で授業をしたりしていただきました。
思いがけず訪れたスイスの先生方との交流の機会、受入れに際して多少の不安もありましたが、実際に受け入れてみるとスイスの先生方は明るく友好的な方ばかりで、本当に楽しく交流することができました。本校の児童生徒や私たち教員にとって素晴らしい経験になったことは間違いありません。
その様子を少しではありますが、写真と共に紹介させていただきたいと思います。
学校に到着して最初に行ったのは、各学年の授業参観です。
せっかくの機会であったため、授業を一時中断し児童生徒と交流していただきました。全員が英語でスイスの先生方に自己紹介をして、その後、握手をするという流れで交流しました。最初は少し緊張した様子が見られましたが、慣れてくると次々に握手をして回ります。こういった度胸といいますか、コミュニケーション能力の高さにはいつも感心させられます。毎年、インターナショナルデーやイングリッシュキャンプで村外のALTの皆さんと交流している経験が、生きているのかもしれません。
<小学校1年生>
<小学校2年生>
<小学校3年生>
<小学校4年生>
<小学校5年生>
<小学校6年生>
<中学校1年生>
<中学校3年生>
各クラスの授業を参観した後は、本校英語科教員とNET、ALTとの教育座談会です。本村の教育長も専門教科が英語であるため、英語で行われた本会に参加してくださいました。座談会の中では、日本とスイスの教育システムの違いなど、教育に関するたくさんの話題について協議することができました。とても有意義な時間となりました。
教育座談会の後は、スイスの先生による数学の授業です。
子どもたちにとって「英語で数学を学ぶ」ことはもちろん初めてであり、また、日本とは違う解き方にも戸惑うこともあったようですが、とてもよい経験になったと感想を述べていました。
この取組については、新聞やテレビの報道でも大きく取り上げていただきましたので、知ってくださっていた方も多かったのではないでしょうか。
授業の後、テレビ局の取材を受けるサンドラ・イン・アルボン先生。
今回の訪問の感想を聞かれ、「スイスと日本の学校で似ているところが予想以上にあった。特別授業も日本のカリキュラムが分からず、どのように教えるべきか手探りで不安であったが、生徒たちの反応がよかったので楽しく教えることができた。」と答えていました。生徒たちは全員英語による数学を楽しんでいました。素敵な授業ありがとうございました.
いよいよお別れのときです。
最後にみんなで記念撮影をしました。ちなみにですが、全児童生徒・教職員で写真を撮ったのは今回が初めてかもしれません。これまた貴重な経験でした。
あっという間にお別れのときです。
全校児童生徒でお見送りをしました。
急遽決定した訪問でしたが、望んでもなかなかできない貴重な体験をさせていただき、受入れができて幸運であったとあらためて思いました。今回、本校とスイスの先生たちをつないで、様々な面でコーディネートしてくださった秋田大学 助教のロザリン・ヨンさんには心から感謝しています。本当にありがとうございました。
本校は今後も「ふるさと・地域を大切にしながら世界に羽ばたくグローカルな人材の育成」を目指して、このような機会があれば積極的に受入れたいと考えております。
保護者の皆様、地域の皆様、今後とも上小阿仁小中学校の取組についてご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。