郷土芸能がんばろう集会~先輩から後輩へ、受け継がれる伝統~
令和6年6月27日(木)に「郷土芸能がんばろう集会」が行われました。
小学校3年生2名を新たな仲間として迎え、今年度も郷土芸能に取り組んでいきます。7月に入ると保存会の皆様が学校に来てくださり直接指導してくださるのですが、本日は生徒会執行部が中心となって、郷土芸能の歴史等について再確認したり、本格的な練習開始に向けて士気を高めたりしました。
筆者は本校に来て3年目になります。本日の会はもちろんですが、様々な会を生徒が中心となって進めていることに感銘を受けております。人数が少なく、一人一人役割が多いため大変であると思いますが、そのような様子は見せずに毎回見事な進行を見せてくれるのもさすがです。また、先輩が後輩の面倒を見るといったことも自然と行われており、小規模校ながら本当に温かい雰囲気の学校であると思います。
会の冒頭で生徒会長があいさつをしました。
昨年度まで実施してきた八木沢番楽が保存会の解体が理由で継続が困難となったこと、そのため、今年度からは「大林獅子踊り」と「小沢田駒踊り」の2グループで活動を実施していくことについて言及・説明してくれました。本来は教師がするような活動の裏側の説明までしてくれたことには正直おどろきました。
また、恒例の生徒会コーナー紹介ですが、本日はこちらでした!
初めての人(小学3年生)はもちろん、これまで八木沢番楽グループに所属してきて、今年度いきなりグループ変更を求められた生徒に対しての配慮も欠かさないのはすごいなと思いました。「まずは楽しく」という言葉に、執行部の皆さんの思いやりが表れていると思います。
会長あいさつの後は、執行部による郷土芸能の歴史についての説明です。
初めて参加する小学校3年生はもちろん、これまで毎年説明を聞いてきた上級生も改めて確認し、理解を深めます。ペリー来航の時代から受け継がれてきたと聞くと、本当に歴史を感じます。人の思いが受け継がれ、このような誇れる伝統が地域に残っているということはうれしいことであり、未来に向けてその継承に貢献できることも意義のあることだと思います。
↑原稿を基に説明する執行部の皆さん
ちなみにですが、以前ABS秋田放送に取り上げていただいた「SDGsきいてみた」の映像も流れました。
現生徒会執行部もしっかりと映し出され、恥ずかしそうにしている表情が印象的でした。
ここで(HP)は、あえて小さいサイズで掲載させていただきます(笑)
郷土芸能の概要確認の後は、各グループに分かれての活動です。
まずは、一人一人が今年度の郷土芸能学習に向けての抱負を述べました。
次に昨年度の学校祭での様子を動画で確認し、改善点について話し合いました。
やはり、ここでも3年生が話合いをリードしてくれます。身振り手振りを使って説明したり、意見を引き出したり、出た意見を黒板に書いてまとめたりと、そのリーダーシップを遺憾なく発揮してくれました。また、その他の学年も負けていません。3年生が進行を務めているため、中学校1・2年生が積極的に意見を出して活発な話合いにしてくれました。
↑話合いをリードする3年生
↑積極的に意見を発表する1・2年生
早く終わった小沢田駒踊りグループは、3年生の二人が新加入の二人にマンツーマン指導です。
先輩から後輩へ・・・。いつか、教わっている二人が後輩に教える日もくるのでしょうね。
最後は先生も含めた大円陣です。
大きな声で心を一つにし、郷土芸能学習へ向けての士気が大いに高まった集会となりました。
今回も、3年生のリーダーシップに感謝です!すばらしい集会をありがとう!