令和6年度 上小阿仁小中学校始業式~困難に立ち向かい、いざ飛躍の年に!~
令和6年4月5日(金)、上小阿仁村立上小阿仁小中学校始業式を行いました。
会場に設置された大型テレビの画面に、大きく「令和6年度スタート」の文字。校長先生のお話がスタートしました。
「今年は大きく三つのことをがんばってほしい。」力強く児童生徒に伝えると、次のスライドを示しました。
『ひとすじに』・・・、「ん?どこかで聞いたことがあるぞ。知っているフレーズだ。」子どもたちの顔がそう言っていました。
そこで、校長先生がすかさず続けます。「どこかで見たことがある言葉ですね。どこで見ましたか?」
「校歌です」誰かが答えました。
さらに問い掛けます。「校歌のどの部分ですか?」
「1番の歌詞の最後です」複数の児童生徒が答えました。
続けて、『うつくしく』の画面を示して尋ねます。「これはどの部分ですか?」
「2番の歌詞の最後です」児童生徒が答えます。
続けて校長先生が尋ねました。「次にくるのはどんな言葉ですか?」
ここまで来ると、子どもたちは次にどんな言葉が示されるか予想が立ちます。『たくましく!』と自信をもって答えました。
ここで、校長先生がおさらいをします。「今年度、皆さんにがんばってほしいことは、『ひとすじに』『うつくしく』『たくましく』です。」
そう話した後、どんなことをがんばればよいのかを具体的に、子どもたちにも分かる言葉で確認していきました。
『ひとすじに』
→学ぶことに真摯に取り組んでほしい。まずは一人でしっかりと考え、周囲の友だちと考えを交流することで学びを広げてほしい。今の学びが将来につながるということを忘れずに心に留めておいてほしい。
『うつくしく』
→心をみがいてほしい。周囲の人を大切にすることは、自分を大切にすることと同じである。人は人の中で心がみがかれていく。たくさんの人とかかわり、心をみがいていってほしい。
『たくましく』
→自分の体とは一生の友だち。健康への気配りを子どもの頃から続けることは大切である。健やかな体(健康)は自分の将来を支えてくれる大事な要素であることを忘れないでほしい。
それぞれの説明が終わった後、あらためて今年度がんばってほしいことを校長先生は子どもたちに確認しました。
『ひとすじに』『うつくしく』『たくましく』・・・校歌の一節であるため、児童生徒からすぐに声が上がりました。また、具体を示したため、『勉強をがんばる』『心をみがく』『健康であることを意識する』という言葉が子どもたちから自然と出てきました。
児童生徒は、あまりに何気ないやり取りで気付かなかったかもしれません。
しかし、これらは令和6年度の『学校教育目標』だったのです。
①『ひとすじに(知)』
②『うつくしく(徳)』
③『たくましく(体)』
校歌と連動した新しい学校教育目標、子どもたちの胸に深く刻まれたことでしょう。
最後に、校長先生から熱いメッセージが送られました。
※生徒会副会長の実践です。素晴らしい跳躍力です。さすがはアスリート!
『高く飛ぶためには、おもいっきりしゃがむ』
この『しゃがむ(負荷をかける)』という行為に焦点を当てたり、雨の日には傘を差して『しのぐ』という例を示したりしながら、人生では飛躍の前に『耐えしのぐ』時間も必ずあることを説かれました。苦しいことから逃げずに、耐えしのぎ、努力を重ねることで大きな飛躍をしてくれる、そんな上小阿仁小中学生であってほしいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、今年度も上小阿仁小中学校を温かく見守っていただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。