郷土芸能への取り組み 

本校では,郷土の文化に触れ,郷土の芸能を体験することによって,郷土を愛する心,郷土の文化を守り育てていこうとする態度を養うことを目的に,十数年前から“大林集落の獅子踊り”と“小沢田集落の駒踊り”に取り組み,学校祭で保護者や地域の皆さんに披露してきました。

これに加えて平成22年からは,中学生が中心になって後継者不足で途絶えていた“八木沢集落の番楽”の復活にも取り組み,今年で7年目になりました。

 

当初は中学生だけの取り組みでしたが,児童生徒数の減少に伴い昨年からは小学校4年生以上全員が参加し,学校祭だけでなくお盆に行われる“おらがふるさとフェスティバル”や“かみこあにプロジェクト伝統芸能発表”などでも披露しています。各集落の保存会の皆さんの他に,地域おこし協力隊の佐藤さんからも何回も指導を受けながら一生懸命練習に励んでいます。

 

この村に生まれ育ったということを胸に刻み,村に誇りを持ち,これらの郷土芸能を受け継いでいきたいと思います。
 

八木沢番楽の練習風景

 

大林獅子踊りの練習風景

 

小沢田駒踊りの披露(学校祭)

大林獅子踊り 悪魔払いと五穀豊穣を祈願して、毎年お盆に踊る。起源はかなり古いと言われる。昭和57(1982)年に上小阿仁村指定無形民俗文化財に指定される。
小沢田駒踊り 親睦と豊作を祈願したお盆の踊り。明治中頃に始まる。平成3(1991)年に上小阿仁村指定無形民俗文化財に指定される。
八木沢番楽 お盆と弔い、豊作祝いに踊る。明治後半に始まる。昭和57(1982)年に上小阿仁村指定無形民俗文化財に指定される。